株式会社コストのブログ

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滋賀県東近江市で開催されました講演会が大盛況のうちに幕を閉じました。多くのご来場者に感謝申し上げます。有難うございました。

こんにちは。さて5月27日土曜日に滋賀県東近江市にあります愛東コミュニティセンターにおいて、弊社が後援団体として、そして講演会事務局を担当し参画しておりました「脱炭素社会実現に向けて国内産木材の利用促進と福祉施設における新たな木材工法の可能性について」と題した講演会が盛大に開催されました。多くの方々にご来場頂き改めて感謝申し上げます。有難うございました。

日本の森林が直面しております現状と、それを取り巻く日本林業の姿を改めて振り返り、今だからこそ多くの問題がある林業の姿を、将来の子供たちのため負の財産ではなく、未来に向けての有益な財産にする転換する必要があります。そのために木材振興が必要です。多くの国内産木材の消費と共に、新たな継続と発展ある植林や山の整備を進められる林業が、いまだからこそ求められていると弊社は考えています。

そんな未来への行動コードに賛同頂き、講演団体として滋賀県様、東近江市様にも講演のご協力を頂戴しました。準備段階から大変お世話になり有難うございました。また協賛団体として一般社団法人滋賀県老人福祉施設協議会様にも大変お世話になりました、多くのサポート頂き有難うございました。

多くのご来場者のもと、本講演会の主催者であります一般社団法人日本CLT協会 代表理事 中島 浩一郎様から開会のご挨拶がありました。謝意と共に今後の木材利用促進への熱い想いが伝えられました。

基調講演は東近江市長 小椋正清様から、『日本林業の原点を見つめる「木地師の歴史と永源寺」』と題したご講演を頂きました。「木地師」とは、広葉樹の木を伐採し轆轤(ろくろ)と呼ばれる特殊な工具を使用し盆や椀、コケシなどを作る職人たちのことです。木地師たちが、全国にこの技術を伝え、そして日本の文化の原点つくりに一助を成し、人々に便利さと豊かさを与えて来ました。この木地師たちを保護統括する支配所が滋賀県永源寺地区の通称“小椋谷”にありました。木地師たちのふるさとです。小椋市長様にご登壇頂き大変興味深い数々のお話を頂きました。有難うございました。

講演第一部では「国内産木材利用促進に向けた国及び滋賀県の取り組みについて」と題して、滋賀県琵琶湖環境部 びわ湖材流通推進課様にご講演頂きました。昨年に法改正されました脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律のその主旨と法改正の求める本来の目的について、わかり易くご説明頂きました。他にも滋賀県県産材の利用促進の条例と多くの滋賀県が設けられている助成金制度もご説明があり来場者から注目されていました。

講演第二部では「地域からの脱炭素社会に向けて発信される強いメッセージ“東近江市100年の森づくりビジョンが目指すもの”」と題して、東近江市環境部 森と水政策課様からご講演頂きました。将来を見据えた森林づくりや地域づくりについて、先進的な取組みをお聞き出来ました。

そして弊社が登場します、講演第三部です。「いま脱炭素社会に向けて、全国的に注目される新たな木造工法 CLT工法の可能性と優位性について」と題して、一般社団法人日本CLT協会 開発技術部 車田慎介様から、木造CLT工法の持つ特徴、性能、優位性、そしてその居住環境での採用メリットについて、先進地事例紹介も含めて本当にわかり易くご説明頂きました。

弊社からは技術部 技術統括執行役員 中川秀志と技術部企画設計課 主任 赤岡俊和が登壇し、木造CLTを本格的に採用した福祉施設の実例紹介をさせて頂きました。弊社は木造CLT工法による福祉施設の実績を多く有しており、内閣官房庁のホームページにおいても福祉施設実績で弊社の設計監理案件が紹介されています。

来場者の方々の熱視線の中、数多くCLTの優位性を情報として発信させて頂きました。また同時に福祉施設の木造CLTの可能性を強くメッセージとして伝えさせて頂きました。本当に多くの方々に来場頂き有難うございました。

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