こんにちは。さて京都市西京区大原野にあります社会福祉法人向陵会 第三ひまわり園で新たに地域との架け橋となる施設 〝さんテラス大原野〟が竣工致しました。昨日11月29日に竣工を記念した講演会・シンポジウムが、地域住民、行政機関、福祉施設関係者等多くの方々のご来場のもと、盛大に開催されました。社会福祉法人向陵会様 竣工おめでとうございます!
さんテラス大原野の整備にあたりましては、国土交通省 令和5年度選定 住まい環境整備モデル事業で実施されました。既存施設の機能強化のための耐震補強工事、空調設備工事と共に、障がい者就労支援事業での新たな農福連携を更に推進していく上での諸室整備や、地域との交流を進めるための「子どもの遊び広場」「カフェ」「販売スペース」「地域交流スペース」等がリノベーション整備されています。
開会あいさつでは、社会福祉法人向陵会 小野理事長からこれまでの経過報告と共に、確実に一歩一歩進んでいる農福連携の取組み紹介と共に、大原野の里への想いと、行政圏を越えた交流と将来に向けての発展へのビジョンが述べられました。来場者方々から期待の視線が向けられていまいした。
基調講演では、国土交通省住宅局安心居住推進課長 の津曲共和様から「住宅と福祉が連携した地域の居住支援体制の推進」と題して、時代背景とその変化を捉えた住まいのあり方と地域との交わりの大切さが述べられると共に、厚生労働省での障害福祉福祉に関わられたご経験から、障がい者や高齢者そして地域の様々の方々と連携の重要性と今後の可能性について情報発信されていました。
そして基調講演第二部では、東海大学文理融合学部経営学科教授 濱田健司様から「農福連携事業による地域づくりとつながりについて」と題してご講演されました。久しぶりの濱田教授ともお会いしご講演の合間で少しの時間てしたが交流させて頂きました。ご講演では、農福連携の広まりとその可能性について多くの先進地事例と共にご紹介がありました。また今後の更なる広まりへの高齢者施設の農福連携から、更に発展した林福連携や商工連携などについてご講演頂き、次段階への大きな課題と進むべき新たな方向性を指し示して頂きました。多くの学びがありました。
基調講演後は、「農福連携事業からはじまる地域づくり、そして多様な世帯の暮らしを支え合えるコミュニティデザインのまちづくり」と題したパネルディスカッションが行われました。地域からの熱い想いも伝えられ、多くの意見交換がされました。今後のさんテラス大原野に期待する声と共に記念講演会は終了致しました。
改めまして 社会福祉法人向陵会 小野理事長様始め関係者の皆様方、地域交流施設〝さんテラス大原野〟の竣工おめでとうございました。そしてお世話になりました。更なる社会福祉法人向陵会様のご発展を祈っております。