サスティナビリティ

木造建築への想い

施設ではなく、住まい・居場所をつくる

木のぬくもりある空間は、単なる施設空間ではなく、“住まい空間”を提供し、くつろげる時間を与えてくれます。誰もが住み慣れた町で心豊かな毎日を過ごせる社会の実現を目指し、コストはこれからも木造建築の可能性を追求していきます。

木のIZANAI工法

木のIZANAI工法が生み出す
4つのサスティナブル

SUSTAINABLE FOR1

事業者に向けて

費用・エ期・維持管理の不安を解消

国産木材の使用で資材供給を安定させた「木のIZANAI工法」は、パターンモデル化による建設費とエ期の削減を実現します。
補助金活用と併せて初期費用を軽減し、事業者さまが安心して施設建設に踏み出せる環境を整えました。
材質としても構造としても非常に強度が高く、耐震性・耐火性に優れた建物であることも、今後の福祉施設に欠かせない要素です。

Sustainable Points

  • コストダウン
  • 耐震性耐火性
  • 中小福祉施設の需要に対応
事業者に向けて

SUSTAINABLE FOR2

利用者・職員に向けて

木材が生み出す心地良い空間の提供

CLTは直交積層のため寸法安定性が高く、高気密・高断熱を維持しやすいという特徴があります。
さらに木材自体の蓄熱性や調湿作用が存分に発揮され、年中温度・湿度を一定に保つと共に、電気料金の削減効果も実証されています。「木のIZANAI工法」は、木の温もりに満ちた心地よい空間づくりにも貢献しています。

Sustainable Points

  • 高気密高断熱
  • ランニングコスト軽減
  • 温もりと癒やしの空間
利用者・職員に向けて

SUSTAINABLE FOR3

建設業界に向けて

現場の負担を大幅削減担い手不足を打開

CLTは工場で製造・加工され、壁や床などの部材となって建設現場に運ばれます。養生も不要で、一つひとつのパーツが大きく組立工数が省ける他、コンクリートや鉄筋に比べて軽く扱いやすく、工期の大幅短縮やコストダウンが実現しました。
また、熟練の技術を必要とせず若い職人たちにも施工が可能であるという点は、人手不足の解消にもつながります。

Sustainable Points

  • 工期短縮
  • 規格品の安定生産
  • 工場での加工・組立て
建設業界に向けて

SUSTAINABLE FOR4

林業と環境に向けて

国産材の間伐材を利用して森林を守る

日本の林業の大きな課題は、植林された人工林資源が使い切れていないこと。木は成長しているのに、伐採が進まない、その仕組みができていない状況にあります。
健全な間伐で新しい木の成長を促す好循環を作ることが必要とされています。「木のIZANAI工法」では国産間伐材の使用を目標とし、CLTの活用を通じて林業再興と森林の復元を目指しています。

Sustainable Points

  • 国産木材(間伐材)の有効利用
  • CO2の削減
  • 豊かな森林・山林の復元
事業者に向けて

IZANAI工法が誕生するまで

従来の建設では追加費用や工期の変動が多く、価格高騰や供給不足も重なり、お客さまに不安が生じていました。一方で、中小規模福祉施設の建設や建て替え需要は増え続けています。

解決に向けて新たな工法の開発

「不安要素を取り除き、これからの時代のニーズ」に応えていける建設方法はないか?」そんな声を受けコストは新たな工法の開発に挑戦しました。

安定供給が可能な国産CLTを用い、個別設計をパターン化した「木のIZANAI工法」は、施工の手間を減らし、人材不足に対応しながら次世代に適した木造建築を実現する新しい工法です。

CLT(直交集成板)の仕組み

CLTとはCross Laminated Timber(JASでは直交集成板)の略称で、ひき板(ラミナ)を並べた後、繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料です。厚みのある大きな板であり、建築の構造材の他、土木用材、家具などにも使用されています。

CLT(直交集成板)の仕組み

木のIZANAI工法 福祉施設CLT パターンモデル 詳細はこちら

木の住まいにこだわる理由

1FOR PEOPLE

ひとにやさしい

木のある暮らしは
「人の体と心」に良い効果がある

木にはリラックス効果や健康促進効果が科学的に実証されています。木の香りや触れることにより副交感神経が活性化し、血圧が下がるなどの作用があります。さらに、消臭・抗菌・防ダニや免疫力の向上といった効果もあり、吸放湿作用によって室内を快適な湿度に保つこともできます。

木のある暮らしは「人の体と心」に良い効果がある

Point

衝撃負荷軽減効果

木材には弾性があるため、衝撃力を緩和する効果があり、安全性にも注目されます。

2FOR COMMUNITY

まちにやさしい

木造建築は地域包括ケアを実現する
「まちづくり」に適している

地域包括ケアシステムでは、大規模施設ではなく中小規模の福祉施設がまちに点在する体制が求められています。木造建築は中小規模に適しており、「住み慣れたまちで自分らしく暮らす」という地域ケアの理念に合った工法です。

木造建築は地域包括ケアを実現する

Point

まちに馴染む、安らぎの景観をつくる

古い町並みでも違和感なくまちに溶け込み、行き交う人に安らぎを与えることができます。

3FOR NATURE

しぜんにやさしい

国産木材の需要創出が
日本の「山林を守る」

日本の国土の70%は森林で、その40%は戦後に植林された人工林で伐採期を迎えています。しかし、外材の増加や木材価格の低迷により林業は十分に機能していません。国産材の利用を進め、「伐って、使って、植える」循環を確立することが、林業の支援と森林保全につながります。

原点に立ち返って考える

Point

木造建築を推進し、国産材を活用すること

これからの時代にフィットする木造建築のあり方を追求し、木のIZANAI工法を開発しました。

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